デジタルが介在しない写真

フィルムで撮影された写真には独特の味わいがあります。
デジタル処理を介在せずに焼き付けられた写真には、プリンターで印刷された写真とは異なる“空気のそよぎ”が感じられます。
フィルムは現像するまで画像を見ることができません。1本のフィルムで撮影できる枚数もデジタルカメラと比べるとわずかです。デジタルカメラであれば、何十枚も連写した中から最も良い1枚を選ぶこともできます。
でも、作品としては素晴らしいのに、何か物足りない… デジタルカメラを使うようになってから、写真への情熱を失ってしまったという声を聞くことがあります。
塗装が剥げるほど大切に使い込んだ愛機で、1枚の絵を描くように、1枚の写真をアナログ技法で丁寧に仕上げる。そんな写真との向き合い方があります。

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